開催報告|JFAなでしこひろば
11月に境港市、鳥取市にて「JFAなでしこひろば」が開催されました。女子サッカーの普及を目的としたこのイベントは全国各地で実施されており、鳥取県内では本協会に登録するチームが運営し開催しました。
11月には3回開催をし、女子・女性あわせて104名の方々にサッカーを楽しんでもらうことができました。
11月7日(土)境港市/axino境港室内練習場 16名
11月15日(土)境港市/境港市民体育館第2体育館 61名
11月21日(土)鳥取市/鳥取城北高校グラウンド 27名
境港市の開催では、女子サッカーチーム「アクシーノ境港」が主体となり運営を行い、主に境港市在住の園児からお母さんまで多くの参加者で賑わいました。初心者、経験者等の経験別にグループを分けて活動し、女子中学生選手やママさんがお姉さんコーチ役で一緒にサッカーを楽しむ姿も見られました。15日の開催では「ウォーキングサッカー体験会」も実施し、普段は応援しているお母さんや姉妹も一緒になって歩いてサッカーを楽しみました。
■ ウォーキングサッカーに参加したお母さん
「子どものサッカーを見に来たつもりが、ほとんど見ずに自分が楽しんでしまいました。子どもはこれを走ってやるなんて、すごいと思いました。これなら、私でもできそうだと思いました!」
鳥取市の開催では、鳥取城北高校女子サッカー部が主体となって運営をし、主に鳥取市在住の中学生を対象にサッカー教室を行いました。
女子高校生選手がお姉さんコーチ役となり各グループで指導やアドバイスを行い、一緒になってボールを蹴って楽しみました。
参加した中学生は、最初は緊張していたものの、ゴールが決まるたびに自然と笑顔が出始め、試合が終わった後も「次も絶対来たい!」と言う生徒が多く、初めての「なでしこひろば」を楽しんでいた様子でした。
■ 鳥取城北高校女子サッカー部 秋山監督
「中学生の皆さんが本当に楽しそうにサッカーをしてくれ、高校生にとっても楽しい時間を過ごすことができました。参加してくれた中学生の皆さんには感謝しかありません。初めての試みで不安もありましたが、中学生の笑顔が想像以上に多かったことから、改めてこういう同世代の女の子たちが集まることの大切さを感じることができました。今後は、ゲームの楽しさに加えて、徐々に技術的な指導も取り入れていきたいと思います。鳥取県女子サッカーの普及に貢献できるよう、精一杯頑張ります。」
■ 鳥取城北高校女子サッカー部 岸田 月希乃 選手
「中学生は最初は緊張していた様子でしたが、徐々に慣れてきて、みんなで笑顔でサッカーを楽しめて良かったです。特に、ゴールが決まった時にするポーズをみんなで決めたことで、どのチームも盛り上がってゲームができ、こちらもすごく楽しい時間になりました。いつもはサッカーを教わる立場ですが、教える立場になってみて、声掛け一つするのも工夫がいるし、上手く伝えられない難しさもわかったので、次回はもっと成長して中学生と一緒に楽しめるようにしたいと思いました。」
■ 鳥取県女子サッカー普及コーディネーター 大部由美
「今回、初めて開催した『中学生版なでしこひろばin城北高校』は、最初から最後まで笑顔が絶えない時間でした。「もっとサッカーがしたい」「やってみたかったけどやれる場がなかった・・・」と思っていた女の子達が集まれる場を、高校生の女の子達が作り上げてくれたことに感謝しています。今後も『中学校版なでしこひろば』は、中学校年代の女の子達がサッカーに出会える場(普及の場)として活動し続けていきます。」
全国的に女子サッカー登録者が減少してしまう中学年代は、女子サッカーのできる環境が少ないことも要因といわれています。そして、鳥取県では高校生から女子サッカーを始める生徒も多いため、中学生のときにサッカーができる環境の整備は重点課題となっています。
鳥取県では、この度から「中学生版なでしこひろば」づくりをトライアル展開していきます。
「小学生のときはサッカーをやっていたけど、中学生になってサッカーを辞めて他の部活をしている女子中学生」、「サッカーが楽しそうでやってみたいけど、やる場所がない、知らない女子中学生」「女の子たちだけでもっとサッカーがしたい女子中学生」などを主な対象とし、定期的に開催していきますので、ぜひご参加ください!
🌸 JFAなでしこひろば
女の子から、お姉さんお母さん、おばあちゃんまですべての女性がサッカーをもっと気軽に楽しんでいただける場所です。日本サッカー協会が認定した各地域の団体や施設の皆様によって運営されています。
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