開催報告|第4回鳥取県レフェリーアカデミー及び第3回鳥取県審判トレーニングセンター
第4回鳥取県レフェリーアカデミー(鳥取県RAcad.)及び第3回鳥取県審判トレーニングセンター(鳥取県RTC)を開催しました。
一般財団法人鳥取県サッカー協会審判委員会の主催により、鳥取県サッカー協会所属のサッカー3級審判員が2級審判員昇級試験に合格することを目的とした「鳥取県レフェリーアカデミー(鳥取県RAcad.)」及びレフェリングに関する知識・技能の向上を目的とした「鳥取県審判トレーニングセンター(鳥取県RTC)」を5月22日(日)に倉吉スポーツセンターにて開催しました。
主な研修内容は以下のとおりです。
判定に係る考慮事項について・・・・・・・・・判定に関わる考慮事項に係るレクチャー
副審研修・・・・・・・・・・・・・・・・・・実際の判定等に係る動きの実践
参加者コメント(一部抜粋)
○ 副審研修(実技)では、タッチジャッジに集中しすぎるとオフサイドラインにポジショニングできていなかったり、オフサイドラインばかり気にしすぎるとタッチジャッジができなかったりと、動きながらの視野確保の難しさを感じました。瞬時に判断してジャッジ(アシスト)できるように、いろいろなアドバイスを頂きながら試合に臨みたいと思います。
○ 最初の講義では、映像を見てディスカッションを行った後、最も適した判定の解説をしていただくという形でしたが、自分の解釈が競技規則と照らし合わせたときにずれているという点が多くあったので、もっと実際の状況を上手く理解した上での判定が必要だと感じました。また、インストラクターの方から試合を全体としてみたときのゲームコントロールの方法を教えていただき、大変勉強になりました。プラクティカルトレーニングでは、副審のタッチジャッジに特化した内容でしたが、オフサイドラインを監視しながらタッチラインも監視するということが大変難しく、まだまだ経験と感覚が足らないなと感じました。実際副審について指導いただける機会はあまりないので、大変ありがたく、また自分の副審としての課題を見つけることができました。
○ 講義において「判定の考慮事項」というのは、例えば後ろからスライディングをしたこと自体がファウルの「基準」に反するのではなく、競技規則に照らし合わせた際にファウルの判断基準として用いるためには、何を考慮に入れないといけないのかといったことでした。それらの考慮事項を学ぶことで、事象を事象としてのみ捉えるのではなく、事象が起きる(起きた)プロセスを考慮に入れたより適切なジャッジを、自信を持ってできるのだと気づかされました。実習では、主審としても副審としても、プレーヤーとボールを周辺視野でも捉えるためには、中心視野に対してどれくらいの割合で周辺視野をもっておくのかといったことが自分にとっての大きな学びでした。実習で行ったトレーニングは画期的であり、非常にためになるものだと感じました。今回のRAcadで得た収穫(学び)を、これからのレフェリングに活かしていきたいです。