開催報告|ブラインドサッカー体験教室
3月6日(水)・7日(木)に米子市内の小学校にて鳥取県主催の「パラリンピアン講演会・ブラインドサッカー体験教室」に運営協力しました。この事業は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障がい者スポーツやパラリンピック競技への理解と関心を深めるために開催されました。ブラインドサッカー元日本代表選手の葭原滋男さんを招聘し、講演会と競技体験を行いました。
講演の中で葭原さんは、「最後まであきらめないこと」「面白いなと思ったことは、まずチャレンジしてみること」「失敗をしたときには、上手くいかなかったことをしっかり考えること」などの競技経験を児童たちに伝えていました。また、3度出場したパラリンピックで獲得したメダルを披露し、児童たちも目を輝かせていました。
競技体験では、アイマスクを着用して歩いたり、走ったりした後に、ボールを蹴ってコーンに当てることや、葭原さんとミニゲームを行い、ブラインドサッカーを体験しました。児童たちは、初めての経験に戸惑いながらも、仲間の声を頼りにしてゴールを目指していました。
講演会と競技体験を通して葭原さんは、「視覚障害の体験やブラインドサッカーをする側の経験だけではなく、仲間にわかりやすく声をかけてあげることや協力することなど、支援する側の大切さに気づいてほしい。」と共生社会推進の大切さを話していました。
|児童の感想|
● (講演を聞いて)難しくても、諦めずに挑戦して最後まですることを頑張ろうと思いました。ブラインドサッカーの時に、みんながアイマスクをして見えないのに音や人の声でボールを探したり、ゴールの位置を見つけたりしてすごいと思いました。ブラインドサッカーは音だけでボールを探すのが難しかったです。町で目の不自由な人に出会った時は、信号が何色か教えたいと思います。
● 初めは「誰かにぶつからないかな」と不安でしたが仲間が声をかけてくれるおかげで、すごく安心することがわかりました。もし、目の不自由な方を見かけたら、手助けをしたいと思いました。葭原さんはたくさんのことにチャレンジしていてすごいと思いました。「失敗しても良いんだ」ということを学び勇気をもらいました。貴重な体験をさせていただいて本当にありがとうございました。
● ブラインドサッカーをやる前は、どんなスポーツなんだろうと思っていたけど、やってみるとすごく楽しかったです。アイマスクをしてやると、初めは怖かったけど、みんなの声を頼りに歩いたり、走ったり、コーンにボールを当てることができました。私はこの学習で「まずは何事にもチャレンジする」ということを学びました。
|主催:鳥取県
|協力:一般財団法人鳥取県サッカー協会、株式会社SC鳥取(ガイナーレ鳥取)
|日時・場所
(1)2019年3月6日(水) 米子市立和田小学校 体育館
(2)2019年3月7日(木) 米子市立大篠津小学校 体育館
|参加者
(1)米子市立和田小学校 5、6年生、特別支援学級児童 34名 学校関係者他 36名 計70名
(2)米子市立大篠津小学校 5、6年生 26名 学校関係者他 14名 計40名